タクシー運転手の勤務時間は、勤務形態によって大きく異なるため、一概に短いとはいえません。日勤や夜勤は1日8時間前後が目安ですが、隔日勤務では1回の拘束時間が20時間前後になることもあります。
ただし、隔日勤務は勤務の翌日が休みになるなど、一般的な会社員とは休み方が異なります。1回の勤務時間だけでなく、休憩時間や月の乗務回数を含めて判断することが大切です。
タクシー運転手の勤務時間は短い?
タクシー運転手の勤務時間は、短いというより長時間勤務の日と休みの日が分かれやすい働き方です。
たとえば、日勤なら1日の勤務は8時間前後が中心です。一方、隔日勤務では朝から翌日の明け方まで勤務することがあり、1回の拘束時間は長くなります。その分、勤務後に長い休息を取る勤務表が組まれるのが一般的です。
なお、ここでいう「拘束時間」は、運転している時間だけでなく、休憩や待機を含めて会社に拘束される時間を指します。実際に車を運転している時間は、拘束時間より短くなります。
勤務形態ごとの勤務時間の違い
| 勤務形態 | 1回の勤務時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日勤 | 8時間前後 | 昼間を中心に勤務する。生活リズムを整えやすい一方、深夜の営業は担当しないことが多い。 |
| 夜勤 | 8時間前後 | 夕方から深夜・早朝に勤務する。夜間の利用客に対応しやすい。 |
| 隔日勤務 | 拘束時間が20時間前後になることがある | 1回の勤務で昼夜をまたぐ。勤務後は休息を取り、月の乗務回数を少なくする働き方。 |
上記は一般的な勤務形態の目安です。始業・終業時刻、休憩の取り方、月の乗務回数は、タクシー会社や営業地域によって異なります。
日勤は勤務時間が短く感じやすい
日勤は、一般的なフルタイム勤務と同じように、1日8時間前後の勤務になることが多い形態です。深夜まで働かないため、隔日勤務と比べると1回の勤務時間は短くなります。
ただし、出庫前の点検、帰庫後の売上処理や車両の確認などが勤務時間に含まれるかどうかは、会社の扱いによって異なります。求人を見るときは、運転時間だけでなく、出庫から帰庫までの時間を確認しましょう。
夜勤は時間が短くても生活リズムに注意が必要
夜勤も1回の勤務は8時間前後が目安ですが、夕方から深夜、または早朝まで働くため、昼間の勤務とは負担の感じ方が異なります。
深夜帯は、終電後の利用客や長距離の利用客が見込まれる一方、睡眠時間が昼間になることがあります。勤務時間の長さだけでなく、帰宅時刻や休息を確保できる勤務表かどうかも確認が必要です。
隔日勤務は1回が長い代わりに休みが多い
隔日勤務は、1回の勤務で昼から翌朝まで乗務するなど、1回あたりの拘束時間が長い働き方です。休憩を挟みながら勤務し、勤務終了後は「明け番」として休む日を設けるのが一般的です。
たとえば、朝に出勤して翌日の早朝に退勤し、その日は勤務せずに休むという組み方があります。勤務日だけを見ると長時間ですが、毎日出勤する働き方ではないため、月全体では休日を確保しやすい場合があります。
一方で、長時間の乗務に体力が必要で、勤務後に十分な睡眠を取れないと負担が大きくなります。隔日勤務を選ぶ場合は、休憩時間、勤務終了時刻、次の出勤までの休息時間を確認しましょう。
タクシー運転手の勤務時間を判断するポイント
「勤務時間が短いか」を判断するときは、求人票の勤務時間だけでなく、次の項目を確認してください。
- 出勤から退勤までの拘束時間
- 実際に運転する時間と待機時間
- 休憩時間の長さと、休憩を取るタイミング
- 月の乗務回数と休日数
- 日勤・夜勤・隔日勤務のどれか
- 残業や出庫前・帰庫後の作業があるか
- 勤務終了から次の出勤までに十分な休息を取れるか
特に隔日勤務では、「1回の勤務が長いが、勤務後に休みがある」という特徴があります。反対に、日勤は1回の勤務が比較的分かりやすいものの、会社によっては月の出勤日数が多くなることがあります。
勤務時間が短い働き方を選びたい場合
1回あたりの勤務時間を短くしたいなら、まずは日勤の求人を確認するとよいでしょう。夜勤や隔日勤務よりも、勤務時間帯と退勤時刻を把握しやすいためです。
ただし、日勤でも残業や出庫・帰庫作業がある場合があります。応募前に、次の点を採用担当者へ具体的に確認してください。
- 出勤時刻と退勤時刻は何時か確認する。
- 休憩時間が勤務時間に含まれるか確認する。
- 月の出勤日数と休日数を確認する。
- 残業や勤務終了後の作業があるか確認する。
- 希望する勤務形態に変更できるか確認する。
なお、短時間勤務やパート勤務に対応しているかどうかは会社ごとに異なります。求人に記載がない条件を「利用できる」「残業がない」と判断せず、応募先へ確認しましょう。
タクシー運転手の勤務時間は月全体で考える
タクシー運転手の勤務時間は、日勤・夜勤なら1日8時間前後、隔日勤務なら1回の拘束時間が20時間前後になることがあります。そのため、「短いかどうか」は1日の時間だけでなく、休憩、勤務後の休息、月の乗務回数を合わせて判断する必要があります。
短い勤務時間を重視する人は日勤、出勤日数の少なさや明け番を重視する人は隔日勤務が候補になります。自分に合うか判断するには、求人票で勤務形態を確認したうえで、実際の拘束時間と月の休日数を採用担当者に尋ねることが最初の一歩です。>







